武豊×キーファーズの凱旋門賞制覇の夢やいかに!良血・プリュスが未勝利突破を飾った兄に続いていよいよ新馬デビュー!
ただ唯一違うのは、ジェニアルの父がディープインパクトなのに対し、プリュスの父がヴィクトワールピサに変わっている点。サンデー系×サドラーズウェルズ系という大まかな血統背景は似通っているものの、種牡馬としての毛色はかなり異なる。このような血統上の変化が能力や競走成績にどのような影響を及ぼすのかは、土曜の新馬戦を見てから判断したいところだ。
中間の調整過程はいたって順調。栗東の坂路を使用した最終追いでは武豊騎手が直々に追い切りにまたがる気合の入れようで、3歳馬を相手に併せ馬を行い、コンマ8秒先着する余裕の動きを披露した。4F53秒1という時計も他の出走馬と比べれば水準以上。悲願達成の第1歩を迎えるに不足ないデキにあると言っていい。
ちなみに兄のジェニアルはというと、デビューが遅れたこともあって今年のクラシック戦線には残念ながら加われず。ただ、7月8日に中京競馬場で行われた3歳未勝利戦(芝1400m)に出走し、4戦目にしてようやく初勝利を挙げた。同じく中京でデビューを迎えるプリュスにとっては、わずかながらも心強い追い風だ。デビューは短距離となるが、期待の良血馬は兄が作ってくれた「いい流れ」に乗り、大舞台への第一歩を踏めるのだろうか。。武豊騎手の手綱さばきと合わせて注目である。