ソウルスターリングと互角の「大器」が待望の戦線復帰!この夏「最大の上がり馬」候補アドマイヤマンバイは菊花賞に間に合うか?
16冠ベビーとして日本のみならず、世界中から注目されていたソウルスターリングのデビュー戦。最後の直線に入り、満を持して先頭に襲い掛かるソウルスターリングに対して、最後までしぶとく抵抗を続けたのがアドマイヤマンバイだった。
父が中堅種牡馬のマンハッタンカフェということあって、世界的な良血馬ソウルスターリングと比較すれば、ほぼ無名の存在だったアドマイヤマンバイ。しかし、惜しくも敗れはしたものの、相手は後の女王であり、5馬身差の3着にちぎったエトルディーニュは、翌年の共同通信杯(G3)で後のダービー2着馬スワーヴリチャードの2馬身半差の2着に好走した実力馬だ。
手綱を執った福永祐一騎手がレース後「先頭に立ってから物見をしていた」と述べており、それがなければ大金星を上げていた可能性もある。いずれにせよ、当時のアドマイヤマンバイがクラシックを狙えるだけの能力の持ち主だった可能性はかなり高いといえるだろう。
しかし、このレース後、骨疾患などの脚部不安に悩まされ長期休養。3歳春のクラシックシーズンを含めた1年近くの休養を余儀なくされ、今週ようやく復帰を果たす運びとなった。