WASJの主役は「最下位」川田将雅だった!? 「大喜利」表彰式で見せた戸崎圭太との“ラブラブ”ぶり
最終第4戦を制したJ.モレイラ騎手の総合優勝で幕を下ろした今年のワールドオールスタージョッキーズ。
今年から総合5位以内に入れば、短期免許取得の申請権が付与されることもあってモレイラ騎手も「常に頭の片隅にあった」と意識していた様子。「また来年、日本に戻ってきたいです」、来年も“雷神”の華麗な手綱さばきを見られることを楽しみに待ちたい。
総合優勝したモレイラ騎手を筆頭に、総合2位の武豊騎手や同3位の坂井瑠星騎手など、合計4レースで世界を股に掛けるトップジョッキーたちがそれぞれ見せ場を作った今年のWASJ。
そんな中、最後の最後に主役の座を奪ったのがこの男だった。川田将雅騎手である。
一昨年に自身初のリーディングに輝くと、昨年、そして現在もC.ルメール騎手に次ぐ2位。名実ともに日本人最高のジョッキーである川田騎手だが、このWASJでは騎乗馬の抽選に恵まれず11着、10着、除外、9着とまったく見せ場を作ることができなかった。
しかし、川田騎手の“見せ場”は最後の表彰式だった。名前を呼ばれた順にファンの声援に手を振りながら駆け足で登場するのが恒例だが、川田騎手はここまでの鬱憤を晴らすかのような全力ダッシュ。スタンドを沸かせると、ファンに向かって手を挙げて深々と一礼した。
これだけで終わらないのが川田騎手だ。表彰台が設置され、「栄えある2024ワールドオールスタージョッキーズ優勝騎手を発表いたします!」とアナウンスされた際、まるで自分が優勝したかのように堂々と表彰台へ向かい始めたのである。
しかしここは隣にいた仲の良い戸崎圭太騎手が、すかさずカット。「お前じゃないよ」と言わんばかりに川田騎手へ説教する一幕があった。
これにはネット上の競馬ファンからもSNSなどで「川田さん、表彰式で本領発揮」「戸崎とめっちゃ仲良し」「今年のWASJのハイライトの1つ」「川田騎手、上がり最速だったな」「リーディング獲ってから雰囲気変わったよね」と大反響。X(旧Twitter)では、優勝したモレイラ騎手のお株を奪うようなトレンド入りを果たした。
「川田騎手と戸崎騎手のラブラブぶりが微笑ましかった今年の表彰式ですが、実は自分じゃないのに表彰台へ向かおうとするネタは、去年戸崎騎手がやってたんですよね(笑)。
今年は川田騎手が『お前じゃない』と戸崎騎手に“公開説教”されていましたが『ネタをパクるな』というのもあったかもしれません(笑)。この後、隣にいたルメール騎手も向かおうとして戸崎騎手に止められていましたし、来年は誰が“突撃”するのかも楽しみになりました」(競馬記者)
今年も世界の名手たちの華麗な手綱さばきを堪能できたWASJだが、今後は表彰式もファンから注目を集めることになりそうだ。
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