天皇賞・秋は「ドリームレース」実現濃厚?ドウデュース、リバティアイランドほか現役トップクラスが揃い踏みか

武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 22日の中山競馬場では、芝2200mを舞台にオールカマー(G2)が行われる。

 おそらく大本命に推されるのはC.ルメール騎手が騎乗予定のレーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)だろう。

 とにかく前走のエプソムC(G3)が圧巻の強さ。18頭のメンバーで唯一59キロを背負っていたにもかかわらず、直線でエンジンがかかると見違える脚で2馬身も突き抜けてしまった。

 今回のオールカマーは、昨年制したセントライト記念(G2)と同じ舞台の上、9月に入って重賞を4戦2勝と好調の名手なら勝機は十分。しっかりと結果を残して目標とする天皇賞・秋(G1)に向かいたい。

天皇賞・秋に現役トップクラスがが続々参戦

 しかし、今年の天皇賞・秋には、例年以上の超豪華メンバーが集まりそうだ。

 まずは凱旋門賞(G1)の挑戦を断念した武豊騎手とドウデュースのコンビ。相棒との遠征は流れたものの、レジェンドはベルリン大賞(独G1)を5馬身差で圧勝したアルリファーという最高のパートナーをゲットした。自身の夢はキープしつつ、国内の残り3戦をドウデュースで全勝を目論んでいる。

 また、昨年の三冠牝馬リバティアイランドも天皇賞・秋の復帰を目標に調整中。初顔合わせとなった昨年のジャパンC(G1)ではリバティアイランド2着に対し、ドウデュースは4着と先着を許したが、当時は戸崎圭太騎手が騎乗。武豊騎手が騎乗してこその馬だけに、再度の対決は大いに盛り上がりそうだ。

 その他にも大阪杯(G1)を制したベラジオオペラも天皇賞・秋に出走を表明。英インターナショナルS(G1)に出走したドゥレッツァも5着に敗れてジャパンCの褒賞金にこだわる必要がなくなった。毎日王冠(G2)で復帰を予定しているローシャムパークもG1級の素質を持っている。

 そして何といっても見逃せないのは、菊花賞(G1)ではなく天皇賞秋を選択したジャスティンミラノの参戦である。

 昨年の3歳世代は上の世代相手に苦戦したが、今年は全体的にレベルが高い印象。アスコリピチェーノは阪神ジュベナイルF(G1)を優勝し、桜花賞(G1)でも2着に入った実力馬だが、京成杯オータムハンデ(G3)で異次元の脚を披露。本馬をNHKマイルC(G1)で下したジャンタルマンタルは富士S(G2)で復帰するが、この馬に皐月賞(G1)で快勝したのがジャスティンミラノだ。

 もちろん、これまで戦ってきた同世代より手強い相手が揃うものの、近年の天皇賞・秋は2021年エフフォーリア、22年イクイノックスと互角以上の好成績を残している。やってみないことには分からないが、非常に楽しみな挑戦といえるだろう。

 いずれにしても今年の天皇賞・秋は、現役トップクラスが多数揃うドリームレースとなるのではないか。

GJ 編集部

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