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【アルテミスS(G3)展望】C.ルメール×フォーエバーヤング妹が登場! 昨年のチェルヴィニアに続く女王候補は…

チェルヴィニア
チェルヴィニア 撮影:Ruriko.I

26日、土曜日の東京を舞台にアルテミスS(G3、芝・1600m)が開催される。2020年は白毛の女王ソダシ、2021年は2歳女王サークルオブライフ、そして昨年は二冠馬のチェルヴィニアがそれぞれ勝利。2023年の2着は三冠馬のリバティアイランドと、まさに今最も熱い牝馬の出世レースとなっている。

今年は11頭が出走の意向を示しているが、果たして未来の女王がこの中にいるのだろうか。さっそく展望していきたい。


大きなスケールを感じさせるのは、C.ルメール騎手が騎乗予定のブラウンラチェット(牝2歳、美浦・手塚貴久厩舎)だ。

デビュー戦は先月16日の中山・芝1800m。単勝1.2倍に推されたブラウンラチェットは、好スタートから流れに乗ると、最後の直線であっさりと抜け出して見せた。この走りにはルメール騎手も「距離はもちますし、これからが楽しみです」と期待のコメント。馬体重が438キロということもあって「もう少し体がパンプアップしてくればさらに良い」とこれからの成長に期待している。

デビュー戦で見せたパフォーマンスも然ることながら、この馬が注目されるのは兄にフォーエバーヤングがいる世界的良血馬だからだ。父は兄のリアルスティールからキズナに替わったが、種牡馬の格としてはスケールアップしたと言って良いだろう。高いダート適性を誇る父だけに、ブラウンラチェットが今後どういった道に進むのかも楽しみだ。


2歳戦で特にモノを言う「経験」では、キャリア2戦を消化しているシホリーン(牝2歳、美浦・武井亮厩舎)と、ミリオンローズ(牝2歳、美浦・萩原清厩舎)に一日の長があるはずだ。

シホリーンは先月8日のデビュー戦で、上がり最速の33.2秒の末脚を発揮するも2着。惜しくも敗れたが、ルメール騎手は「いい脚を使ったし、加速も良かった」と高く評価していた。

その評価通り、単勝1.2倍の大本命として迎えた2戦目をあっさり勝利。ルメール騎手の「ラストはいい脚を使った」との言葉通り、上がり3ハロンはまたも最速だった。舞台は中山から直線の長い東京に移るのはこの馬にとってプラスに違いない。今回はルメール騎手がブラウンラチェットに騎乗する関係で、菅原明良騎手との新コンビが予定されている。


一方でミリオンローズは、6月に今回と同じ東京・芝1600mで行われたデビュー戦を快勝。だが、続くクローバー賞(OP)では単勝1.6倍に支持されたものの、2番人気のニタモノドウシに完敗を喫してしまった。

レース後、横山武史騎手が「精神的な部分で少し心配」と指摘した通り、ミリオンローズの課題は気性面になりそうだ。そういった点では、レース間隔が空いたことはプラスに働くはず。キャリア3戦目で成長したところを見せたい。


他にも未勝利戦を5馬身差で圧勝したショウナンザナドゥ、新馬勝ちしたマイエレメント、マピュース、クレオズニードルといった辺りも素質を感じさせるデビュー戦の内容だっただけに、ここから大きく羽ばたくかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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