武豊騎手「3年連続」WASJ出場なるか!? JRA選考委員による「顕著な活躍を認められた騎手」に賭ける他ないものの、印象度で手痛い「2つ」の敗戦


 実は、武豊は現在JRAのG2レースを99勝しており、100勝の大台にリーチを掛けている。今年はまだG2を勝っていないものの、1番人気で挑んだエアスピネルとのマイラーズCではクビ差の2着に敗れているだけに惜しい敗戦だった。地味ながらG2レース100勝も当然ながら前人未到の大記録。仮に達成していれば、もしかしたら後押しにはなったかもしれない(ちなみに次のG2札幌記念の頃には、出場騎手が確定しているので間に合わない)。

 昨年のWASJでは「顕著な活躍を認められた騎手」となる選考委員会特別枠での選出ながら、終わってみれば総合第2位と存在感を見せつけた武豊騎手。今年もその雄姿を観たいところだが、現状は厳しいようだ。ただ、可能性はまったくのゼロではないのかもしれない。

「最後のウルトラC的なことになりますが、実は昨年のWASJで出場予定だったビクター・エスピノーザ騎手が渡航に必要な書類を紛失し来日できなくなったため、急きょ岩田康誠騎手が代役で出場することになりました。

岩田騎手は補欠騎手ではありませんでしたが、他の補欠騎手がすべて札幌以外での騎乗を予定していたため、岩田騎手に出番が回ってきたということです。

その上で、実は今年のWASJが開催される8月27日に、武豊騎手はキーンランドC(G3)でシュウジに騎乗するため、札幌に参戦することが想定されています。そうそう都合よくいくわけがないと思いますが、数々の伝説を残す間違いなく『持ってる人』だけに、もしかするともしかするかもしれませんね」(同)

 常識的には雲を掴むような話だが昨年起こったばかりなので、まったくあり得ない話とは言い切れない。果たして、武豊騎手が急きょ外国人騎手と地方騎手の連合となるWAS選抜チームに加わってJRA騎手と火花を散らす、まさかの展開になるのだろうか……。ただ、それはそれで見どころ満載の大会になりそうだ。

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