アドミラブル年内休養!! レイデオロへのリベンジは来年に持ち越し……
まさに青天の霹靂だ。
日本ダービー(G1)で3着に入ったアドミラブル(牡3歳、栗東/音無秀孝厩舎)が、脚部不安を発症したため年内を休養すると「スポーツ報知」が伝えている。
この秋は9月24日に開催される神戸新聞杯(G2)で始動し、10月22日に行われる菊花賞(G1)へ向かう予定だったが、それも白紙になったようだ。管理する音無調教師は取材に対し、まだ牧場からの報告を受けたのみで同馬の状態を確認していないとしつつも「菊花賞には出れませんし、年内は休むことになります。非常に残念です」と無念さをにじませている。
トライアルの青葉賞(G2)でレコード勝ちを収めたアドミラブルは、続くダービーで優勝の最右翼と目され、事前オッズでは1番人気に推されていた。だがレースでは、最後の直線でメンバー最速33.3秒の末脚で追い上げたものの、前を行くレイデオロ、スワーヴリチャードには届かず3着。惜しくも涙をのみ、青葉賞馬の史上初ダービー戴冠はならなかった。
故障が発覚したアドミラブルが向かうはずだった神戸新聞杯には、ダービー馬レイデオロも出走予定。ダービーでの雪辱を晴らす絶好の機会だったが、それも走る前から不可能になってしまった。
「ダービーでは敗れてしまったもののアドミラブルの潜在能力を評価する声は大きかった。秋競馬では間違いなく重賞戦線の一角を担う競走馬として見られていたため、この戦線離脱には関係者ならずとも落胆を覚える者が多いはずです」(記者)