凱旋門賞挑戦のサトノダイヤモンドにまたも試練……欧州の「天才少女」エネイブルに続き、13年ぶりの「欧州3歳牝馬マイル三冠」ウィンターも参戦か
無論、そこからさらに400m距離が延びる凱旋門賞は、ウィンターにとっては未知の領域に違いない。しかし、欧州の一部ブックメーカーでは、すでにウィンターを日本のサトノダイヤモンドらに次ぐ存在として有力視し始めているようだ。
その一方で、日本競馬の悲願を背負うサトノダイヤモンドは2日にノーザンファームしがらきから帰厩。宝塚記念(G1)を自重したことがプラスに働き、陣営は「さらにパワーアップしている」と胸を張る。ここから18日に僚馬サトノノブレスと共に栗東を経ち、9月10日に行われるフォワ賞(G2)を経由して本番に挑む予定だ。
サトノダイヤモンドはここまで10戦7勝、2着1回、3着2回。これまでの日本馬挑戦の歴史を振り返っても、前哨戦のフォワ賞の結果次第で充分に期待できる存在だが、今年は史上稀に見る”豊作”となった3歳牝馬が、大きな壁となって立ちはだかりそうだ。