【WASJ2017出場騎手】大物外国人騎手はJ.モレイラだけじゃない!? 「フランケル主戦」に「ゴドルフィン専属」……久々に見せたJRAの”本気”に驚愕
ついに来週末8月26、27日に迫った今年のワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)。今年も開催地となる札幌に世界各国から超一流の騎手が集った。
一昨年はWAS選抜チームで香港のJ.モレイラ騎手が、そして昨年はJRA選抜チームのM.デムーロ騎手が優勝しているWASJ。開幕まで1週間を切った今回は、出場14名の騎手の内、あまり日本の競馬ファンの面識がない「WAS選抜チーム」を中心に紹介したと思う。
「JRA選抜チーム」
◆戸崎圭太騎手(関東)37歳 2016年度「MVJ」受賞者(勝利度数関東1位)
◆内田博幸騎手(関東)47歳 勝利度数関東2位
◆田辺裕信騎手(関東)33歳 勝利度数関東3位
◆C.ルメール騎手(関西)38歳 2017年日本ダービー優勝騎手(勝利度数関西2位)
◆M.デムーロ騎手(関西)38歳 勝利度数関西1位
◆武豊騎手(関西)48歳 前人未到のJRA通算3900勝達成(特別推薦枠)
◆福永祐一騎手(関西)40歳 JRA通算2000勝達成(勝利度数関西3位)
「WAS選抜チーム(外国騎手・地方競馬代表騎手)」
◆アントニー・クラストゥス騎手(フランス)32歳
主な勝ち鞍:独1000ギニー(独G2)、フェアリーS(日G3)、ダイヤモンドS(日G3)ほか
フランスで2001年に騎手免許を取得したが、初勝利までに3年を要した苦労人。しかし、その後順調に勝ち星を伸ばし、3年連続トップ10に入るなどフランスで確固たる地位を築いた。日本では2009年から3年連続で短期免許を取得。他にもヨーロッパ各国はもちろん、インドや香港、昨年はアメリカでシーズンを送った。特に日本の環境にも慣れた2011年にはわずか2カ月でフェアリーSとダイヤモンドSを制しており、その腕前は多くの日本人関係者が認めている。
◆ユーリコ・ダシルヴァ騎手(カナダ)42歳
主な勝ち鞍:ノーザンダンサーターフS(加G1)、ウッドバインオークスほか
カナダのNo.1騎手。出身はブラジルだが、2004年からカナダで騎乗している。2010年には年間190勝を上げて初のリーディングを獲得すると、2015年、16年はリーディングを連覇して「カナダNo.1騎手」の座を不動のものにしている。日本の競馬ファンにはあまり馴染みがないが、実は2014年のジャパンC(G1)に参戦している。エピファネイアが勝ったレースにアップウィズザバーズで挑み16着だった。今回はそれ以来の来日となるようだ。