大本命J.モレイラ騎手に「最強フランケルの主戦騎手」が挑戦状!? 地方の「天才」中野騎手がビッグマウスで台風の目に!? 『WASJ騎乗馬』考察【WAS選抜チーム編】
23日、今週末に札幌競馬場で2日間にわたって開催されるワールドオールスタージョッキーズ(WASJ、26、27日)の騎乗馬が抽選により決まった。そこで今回はJRA選抜チームに続く形で【WAS選抜チーム】を中心にWASJ優勝候補を予想したい。なお、A~D評価はJRA発表のもの。(JRA選抜チーム編はコチラ(リンク))
中野省吾騎手(船橋)25歳
マイネルパラディ「B」
トミケンスラーヴァ「C」
ティーラウレア「A」
マイネルユニブラン「D」
地方騎手による予選ラウンドを4戦3勝2着1回という史上最高の成績で優勝。その腕は南関東の競馬ファンから「天才」と称される。地方代表は一昨年の藤田弘治騎手が総合4位、昨年の永森大智騎手が総合3位と例年健闘が目立っているだけに期待が高まる。
「A評価」は3歳馬のティーラウレア。前走を勝ち上がっての昇級初戦となるが、前走が同じ札幌でもダート2400mだったのは気掛かりだ。ただ、初勝利は1800mで500万下でも2着が一度あるだけに1700mにも対応できるはずだ。「B評価」のマイネルパラディの前走は昇級初戦で6着に敗れているが、クラス慣れと距離短縮がプラスに働く公算大。前進が期待できそうだ。「C評価」のトミケンスラーヴァは年明けの中山金杯(G3)で6着に善戦。前走も3着とハマれば一発も。「D評価」のマイネルユニブランも昇級初戦の前走は9着に沈んだが、まだ3歳で伸びしろが見込める辺りD評価の中では秀逸だ。
アントニー・クラストゥス騎手(フランス)32歳
ラホーヤビーチ「A」
レインボーソング「D」
アナザーバージョン「B」
ケージーキンカメ「C」
2011年に短期免許で来日した際は、わずか2カ月程度の滞在でフェアリーS(G3)とダイヤモンドS(G3)を制覇。日本の競馬ファンに存在感を存分に見せつけた。来日はそれ以来となるが、様々な国での豊富な騎乗経験があり、日本の競馬を心得ている点も大きい。
「A評価」のラホーヤビーチは同じ1200mで、2連続2着中と上位人気が濃厚な存在。この第1戦できっちりと結果を残してイニシアティブを握りたい。「B評価」のアナザーバージョンはB評価としてはやや苦しいか。現級で上位争いをしているものの、すべて1600m以下と、1700mは前走で9着に惨敗したようにやや長い感がある。「C評価」のケージーキンカメは距離短縮が上手くハマれば。「D評価」のレインボーソングは前走を勝っての昇級初戦だが、久々の芝が鍵になりそうだ。