JRA三冠オルフェーヴルそっくり! 「最後の妹」デルニエオールの新馬戦快勝よりも気になる「一族の目つき」

 10日の阪神6Rの新馬戦は、デルニエオール(牝2 栗東・池江厩舎)が直線外からジワジワと伸びを見せ完勝。デビュー戦を見事勝利で飾った。

 デルニエオールは、2011年の三冠馬オルフェーヴル、2009年に春秋グランプリ制覇を飾ったドリームジャーニーの妹であり、2015年に死亡した母オリエンタルアートにとって最後の仔でもある。

 2頭のスーパーG1ホースを兄に持つということで、当然ながら大きな注目を集める存在だが、順調に勝利を重ねながらケガに泣いたリヤンドファミユ、1勝しかできずに浮上のきっかけをつかめないアッシュゴールドなど「ステイゴールド×オリエンタルアート」でさらなる大物が出ていないのが現状だ。もちろん、2頭があまりにも異常というのが前提だが。

 だからこそ、デルニエオールが新馬戦をあっさりと快勝した事実は大きいといえる。何よりいわれているのが「オルフェーヴルにそっくり」という点だ。

「額の流星、外から捲ってのねじ伏せるようなレースぶり、ピッチ走法、小さめの馬体、レース直後に池添謙一騎手を振り落とそうと暴れるところ(笑)など、最強にして屈指の『個性派』だったオルフェーヴルにそっくりであると評されています。

今後は馬体重の増加、成長が一つのポイントになると思いますが、幸先のいいスタートを切っただけに期待は高まりますね」(記者)

 血統は超一流、兄は競馬ファンからいろいろな意味で愛されたスーパースターとなれば、その「最後の妹」で再び夢を見せてくれることを願う人も多いに違いない。

 そして、これはこの一族に限ってよくいわれることだが、あの「悪さ」もやはり受け継いでいるようだ。

「目つきですね。ドリームジャーニーやオルフェーヴル、リヤンドファミユにアッシュゴールドなど、とにかく目つきの悪さをネタにするファンは多いんですが、デルニエオールも勝利後の写真撮影で池添騎手をとんでもない目で睨みつけています」(同)

 一族の”要素”はすべて受け継いだ。気が早いが牝馬三冠くらい達成してもらいたい。

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