JRA木幡育也騎手「日本人初」禁止薬物検出で30日間騎乗停止! 騎手のドーピング問題は昨年のコントレラス騎手に続いて2例目


「スポーツ報知の取材によると、木幡育也騎手は以前から落馬の影響で出たむくみを取るためにフロセミドを服用していたそうです。その際はJRAに申告を行っていたのですが、今回は正式な医師から処方されたものではなく、母親が用意したものを服用していた模様。それが先週騎乗した後のドーピング検査に引っ掛かったようです。あくまで申告漏れの過失ということになっていますが、悪いイメージがついてしまったのはいただけませんね」(競馬記者)

 JRAは木幡育也騎手が日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号に該当するとして、30日間の騎乗停止という極めて重い処分を下している。木幡騎手は今年のオークス馬ソウルスターリングやダービー馬のレイデオロなどが所属する美浦の名門・藤沢和雄厩舎に所属しており、復帰後の騎乗依頼にも影響が出そうだ。

 昨年2月には、短期免許で来日していたL.コントレラス騎手から強い鎮痛効果があるオキシコドンが検出され、JRAは5年間の短期免許交付停止に加え、今回と同じ30日間の騎乗停止処分を下している。木幡育也騎手の件は2例目の事例となった。

 どちらも結果的には過失となっているが、これで2年続けて騎手から禁止薬物が検出されたことになる。JRAは再発防止に向け、今後ますます管理体制を強めることになりそうだ。

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