佐々木主浩氏も福永祐一よりルメール!? ドバイ制覇ヴィブロスも「やっぱり人事」で1強ムード加速
編集部
佐々木氏は普段は不満を口にはしない人物ですが、そのときに『う～ん、事前の作戦通りの競馬ならシュヴァルグランはどういう結果になっていたのか。それはそれで見たかったな』と珍しくこぼしていました。このことも今回、陣営が福永騎手を選ばなかった一因なのかもしれません」（競馬誌ライター）
これでまた1頭、ルメール騎手のもとに有力馬が集った。もともとルメール騎手のもとにはソウルスターリングやレイデオロをはじめとした有力馬が集まっていたが、今回のヴィブロスの騎乗も決定したことで、さらに秋のG1戦線を盤石なものにしている。
「菊花賞が目標だった皐月賞馬アルアインはセントライト記念で敗退。またアドマイヤリードも前走で負け、さらに秋華賞を目指していたアドマイヤミヤビは引退の憂き目にあっています。新興勢の台頭や有力馬の引退などでようやくルメール1強状態が変わるかと思いきや、アドマイヤリードからヴィブロス、そしてアドマイヤミヤビの代わりに秋華賞では紫苑S（G3）を制した夏の上がり馬ディアドラへの騎乗可能性もあるなど、あっさりと代わりの有力馬を手にしています。まだまだこの状態は続きそうです」（競馬誌ライター）
現代競馬界において”乗り替わり”はさほど珍しいことではない。ルメール騎手に次々と有力馬が集まるのも実績があるからこそだ。
重賞筆頭候補馬の鞍上にはルメール騎手。すでに見慣れてしまった光景ではあるが、いささか食傷気味なのも事実だ。このルメール無双を止めることができる騎手の台頭はいつになるのだろうか……？