スプリンターズS(G1)「サイン」はJRA‐VAN藤原竜也登場で大波乱!? 今年、芸能生命を終わらせかねなかった”大恥事件”によって導き出された答えは
幸い、今回のプレゼンターにも抜擢されている通り、事なきを得た藤原だが、サイン的には藤原の”最後のボケ”となりかねなかった「桜花賞」に注目しないわけにはいかないだろう。
そう、出走メンバー唯一の桜花賞馬レッツゴードンキである。
2015年に桜花賞馬に輝いて以来、ずっと勝利のなかったレッツゴードンキだったが、今年2月の京都牝馬Sで約2年ぶりの勝利を飾った。昨年のスプリンターズSこそ9着に敗れているが、今春の高松宮記念では2着を確保するなど、その実力はトップクラス。高松宮記念でも2枠3番から内ラチを頼って鋭く伸びたように、今回の1枠2番も絶好枠といえるだろう。
昨年、重賞未勝利という大スランプに陥った主戦の岩田康誠騎手だが、今年になってすでに重賞6勝と調子を取り戻している。ただ、G1勝利はレッツゴードンキとの桜花賞制覇が最後となっている。
藤原が今年主演したドラマ『リバース』(TBS)が反転(Reverse)と再生(Rebirth)の意味を併せ持っているように、岩田騎手もそろそろ大舞台を勝ちまくった以前の姿を「再生」したいところだろう。