ヘンリーバローズ「単勝1.1倍」の圧勝劇をM.デムーロ騎手が絶賛! “伝説の新馬戦”を演じたワグネリアンとの「第2ラウンド」へ高まる期待
ヘンリーバローズにとってデビュー戦となった前走の新馬戦では、先日の野路菊S(OP)を楽勝して来年のクラシック戦線の中心に躍り出たワグネリアンと激突。最後の直線で、最初に抜け出したヘンリーバローズだったが、外からワグネリアンの強襲に遭い、最後はマッチレースに。叩き合いの結果、後続には5馬身以上の差を付けたものの、ハナ差で2着に敗れていた。
「この新馬戦ではワグネリアンが中京競馬場の上がり最速記録となる32.6秒を叩き出して話題となりましたが、ヘンリーバローズも32.8秒と非凡な瞬発力を見せていました。このレースは、ファンの間で早くも『伝説の新馬戦』候補に挙げられているほどハイレベルなレース。今回の未勝利戦での単勝1.1倍は、当然の評価でしょうね。
この馬自身もセレクトセールで1億2000万円した超良血馬ですが、その全弟は今年のセールで2億6000万円で落札されています。全兄のシルバーステートは、この夏2000勝を達成した福永祐一騎手が『これまで騎乗した馬の中でNo.1』と言い切る存在。弟に掛かる期待も当然ながら大きく膨らみます」(競馬記者)
ライバルのワグネリアンは野路菊Sを快勝した後、11月の東京スポーツ杯2歳S(G3)への出走が予定されている。果たして、ヘンリーバローズは今後どこへ向かうのか。天高く馬肥ゆる秋、視界は良好。「伝説の新馬戦」の第2ラウンドへの期待が高まってきた。