秋華賞(G1)ファンディーナ陣営に批判集中? 調整不足のローズSに続き、またも”調整ミス”で「転厩騒動」勃発も?
つまり皐月賞挑戦は、計画を覆しての”緊急参戦”だったということだ。その結果、レースで敗れただけでなく、当初の目標だった日本ダービーやオークスも回避せざるを得なくなったことは、まさに絵に描いたような本末転倒。陣営に非難が集まるのも無理からぬ話であった。
そこにきて秋になってもローズS、そして今回の追い切りと、何かと歯車が狂い続けているファンディーナ陣営。本馬がターファイトクラブ所属のクラブ馬ということもあり、オーナーサイドからも不満の声が漏れ始めているようだ。
高野調教師は若くしてショウナンパンドラで秋華賞とジャパンC(G1)を勝つなど、新鋭として知られる調教師だが、リーディング常連のトップ厩舎と比較すればやや落ちるのは確か。それだけに、もしも今回の秋華賞でも結果を残せない場合は、競馬史に残る”無情な決断”もあり得ない話ではないということなのだろうか。
「今後の調整の予定を変えないといけないね。この馬の場合、調子がどこまで戻ってくるかがカギだから」(サンケイスポーツ)
計算外だった1週前追い切りの後、気丈にそう語った高野調教師。残された時間は少ないが、果たしてファンディーナは春先の輝きを取り戻せるのだろうか。馬だけでなく、「人」も瀬戸際に追い込まれている。