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武豊とエアスピネルに「覚醒」の兆し。「不可解騎乗」と言われ「降板劇」の原因になった安田記念で見えた「もう一段速いギア」とは

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 その理由は、武豊騎手がエアスピネルに最後に騎乗した安田記念にある。だが、このレースにおける武豊騎手の騎乗が「不可解」だったことが、ファンの間でも話題になっていた。

 6月4日に行われた安田記念で、エアスピネルは2番人気に支持されていた。これまで好位からの競馬で安定した成績を残していたエアスピネルだったが、この日は好スタートを決めたにも関わらず、武豊騎手は「後方」からの競馬を選択している。その後も位置取りを上げることなく、後方から3頭目というポジションで最後の直線へ。

 抜群の手応えでインを突いたエアスピネルだったが、前が開かず待たされる状況に。一度、内々を突こうとしたが、開かないと見るや外に進路を切り替えた武豊騎手。結局、馬群から抜け出せたのはラスト200mを切ってからで、勝ったサトノアラジンに次ぐ上がり3ハロン33.6秒の脚を使ったものの、0.2秒差の5着に敗れた。

 率直に述べて脚を余し、悔い残る敗戦に見えた。

 ネット上でも「ドン詰まりだな」「何故、後ろからいった」「スムーズなら勝っていたんじゃ……」という騎乗批判が次々と上がり、武豊騎手自身もレース後に「いいレースができなかった」と、スムーズな競馬でなかったことを認めている。

 結局、この騎乗が後の降板劇に繋がった可能性が高いのだが、そもそも何故、エアスピネルは、いや、武豊騎手は安田記念で後方からの競馬を選択したのだろうか。

「内容は悪くないと思いますが、もう一歩伸びきってほしいところです」

 これは2着敗れたマイラーズC(G2)後の武豊騎手のコメントだ。この言葉に集約されているように、いつも安定した内容を見せるものの、あと一歩勝ち切れないのがエアスピネルにとって「最大の課題」といえた。

 その上で武豊騎手は、安田記念が行われる3日前に更新した公式HPで「もう一段速いギアを隠し持っていると睨んでいる」と、エアスピネルについて語っている。それを引き出すための”ショック療法”が、あの後方から競馬だったのではないだろうか。

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