JRAとの交流はあり得ない……北朝鮮が「競馬」解禁の裏側と、「サラブレッドじゃない」疑惑

 まさか「あの国」でも競馬が行われるなんて……。

 ロイター通信によると、北朝鮮の平壌近郊にある乗馬クラブで15日、競馬が開催されたという。現地写真では、確かにゲートを出た芦毛の馬たちがダートコースを疾走している様子がわかる。

 これまで北朝鮮では金を賭ける競馬は禁じられていたが、「米ドルか人民元で支払う必要があり、外国人でなく国内の富裕層から外貨を獲得する目的」から、解禁をしたのではないかという意見もある。

 国連安保理による経済制裁を受けて新たな資金源確保のため、競馬が認められたという話も出ているが、真偽のほどは定かではない。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が同国のトップになってから、高級娯楽施設は増える傾向にあるようだ。

 さすがにすぐに国際交流などはできないだろうが、現在の国際問題が解決した暁には、いつか「JRAと北朝鮮競馬の交流」なんてこともあるのだろうか。想像はし辛いが……。

 そしてそれ以前に、多くの競馬ファンからはこの競馬風景に疑問の声が……。

「写真の馬が『小さい』という声はありますね。確かにジョッキーと馬の大きさの差が日本のそれとは異なるようにも見えます。そもそも『サラブレッドなのか』『クオーターでは』という疑問も出ています。まあ世界的に断絶された国ですし、良血が揃うはずもないですが……」(記者)

 北朝鮮が競馬というだけでも驚きだが、「経済を押し上げる」となると、どれほどの「控除」が行われるのか……。まさかの「複勝0.9倍」なんてジョークまでネットでは飛び出している。

 いずれにせよどこまでもガラパゴスな北朝鮮。競馬が世界へはばたくことは……なさそうだが。

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