菊花賞(G1)ブレスジャーニー&柴田善臣「(どちらも)距離持つの」の声。「恵みの雨」で一撃か「6年ぶり」の不安か

ブレスジャーニー(競馬つらつらより)

 22日の菊花賞(G1)で、11カ月ぶりの出走となるブレスジャーニー(牡3 栗東・佐々木昌三厩舎)。ぶっつけで菊花賞を制した例はほとんどなく、その上約1年ぶりのレース出走、未知数過ぎる3000m……とにかく不安要素だらけの状況だ。

 もともと4戦3勝、今回出走するダンビュライトをサウジアラビアRCで、日本ダービー2着のスワーヴリチャードを東スポ2歳Sで下しており、2歳時点で「ダービー候補筆頭」とまでいわれた素質馬。しかし、3月に右トウ骨遠位端骨折発覚により春のクラシック参戦は叶わず。多くのファンが落胆した。

 8月にはオーナーサイドの意思により、美浦の本間厩舎から栗東の佐々木厩舎へ転厩することも発覚。ケガにより、本間厩舎の管理への疑問が沸いた点は否定できないだろう。

 そして、ついに辿り着いた復活の舞台。しかしまさかいきなりの菊花賞とは……。

「1800mまでしか走ったことがありませんからね。あまりにも未知数です。ただ、希望が一切ないわけではありません。今週は週末まで雨が続く予報で、確実に馬場は荒れます。これまでの3勝はすべて稍重でのもの。父バトルプランは米国の良血馬でダート産駒が中心。ブレスジャーニーは異端児ですが、豊かなパワーを持っていることは間違いないです。馬場に不安のある人気馬が多いレースですし、他馬が苦しむ中スイスイと……という想像もできなくはないです」(競馬記者)

 1週前追い切りでは6F80秒7―12秒9と順調な調整ができている様子。佐々木調教師は「マイラーのような感じ」と3000mへの不安ものぞかせているようだが、状態は整いつつあるようだ。驚愕の復帰明け即G1制覇はあるのか。

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