【アルテミスS(G3)展望】重賞制覇のチャンス到来!?牝馬限定重賞を制して世代の主役に名乗りを上げるのは?
新馬戦で非凡な瞬発力を見せたウラヌスチャーム(牝2、美浦・斎藤厩舎)も強敵となりそうだ。新馬ではスタートで出遅れてしまったが後方からレースを進め、最後の直線でこちらも新馬としては別格の上り3ハロン32.0秒をマークしている。また、このとき最後まで競り合った相手であるカーボナードが先日のサウジアラビアRC(G3)で3着だったことを考慮すると、すでに重賞級の能力を持っていると言えるかもしれない。新潟競馬場で今回と同じ左回りのマイル戦を経験している点もプラス材料となりそう。スタートでの出遅れがないか不安ではあるが、同型の多いここでの瞬発力勝負にも注目したい。
この他、札幌2歳S(G3)4着の成績を持つシスターフラッグ(牝2、栗東・西村厩舎)は叔父にゴールドシップを持つ血統だけに今後の活躍に期待がかかる。新馬戦を危なげなく勝利したラッキーライラック(牝2、栗東・松永厩舎)はオルフェーブルの初年度産駒の中でも注目度の高い1頭で、チャンスは十分だ。
昨年のこのレースを勝利したリスグラシューは、暮れの阪神JF(G1)2着を始めとし今年のクラシック戦線でも常に中心となる活躍をした。このレースで活躍することが世代の主役となる近道になりそうだ。注目のレースは28日(土)15時45分に東京競馬場で発走予定となっている。