天皇賞マカヒキが今回こそ「オイシイ」!? 前走の大惨敗「理由」と消えない鞍上不安、しかし……
29日の天皇賞・秋(G1)に出走するマカヒキ(牡4 栗東・友道厩舎)。一気の人気落ちで臨むレースとなるが……。
春は京都記念3着、大阪杯4着といまひとつな成績となり終了。じっくり休養して望んだ秋初戦の毎日王冠(G2)は、馬体の張りもよく陣営も自信ありということで、期待の2番人気に推された。
しかし、レースではイマイチなスタートから、内田博幸騎手が必死で押して前目のポジションへ。その後落ち着かせようと中団まで下げたものの、かかり気味にレースを進める。最後の直線ではインコースから抜け出しを図ったものの、思うようには伸びず。結局6着でレースを終えた。
「東京が一番合う」という意見も多く、戦前からベストの舞台といわれた中での完敗に、落胆したファンも非常に多かっただろう。200m延長、さらなるメンバー強化となる今回は、大きく支持が減る姿が容易に想像がつく。
ただ、ここで見限るのは早計、という意見があるのも事実だ。
「毎日王冠では、内田騎手が出たなりではなく無理に前につけようと押していったこともありますが、インコースが伸びなかったこと、内に閉じ込められてしまった点もないとはいえません。
もちろんふがいないレース振りではありましたが、人気が確実に下がるこここそが『ねらい目』と見る向きもありますよ。パンパンの良馬場でやれれば『一撃』も期待できるかもしれませんね」(記者)
あまりの惨敗っぷりに大きく評価を下げてしまったマカヒキだが、1、2番人気での出走を続けてきた中で、今回は一気に人気が下がる。今こそが買い時といえばそうなのかもしれない。
あとは、今年重賞にとにかく弱い内田騎手が心配なくらいか。毎日王冠のように出ムチでかかり惨敗、という姿だけは見たくないところだ。中団からの末脚勝負を狙い、良馬場を願うのみといえるだろう。