不振・蛯名正義の「悲しい発言」が同期ライバルの輝きと真逆……勝利から遠ざかるベテランの再浮上は
JRA所属の蛯名正義騎手が、今年は本当に存在感がない。
蛯名騎手は、開催があった29日終了時点で28勝、全国リーディング33位と不振に喘いでいる。3年前からJRA107勝、87勝、62勝と下降線を描いていたが、今年はさらに数字を下げることが確実視されている。
一度は、最近になってJRAが圧力を強めているとされるエージェントとの契約を解消した蛯名騎手。それによって騎乗が激減し、再びエージェントをつけたようだが、目に見える改善には至っていない様子だ。
今年は年明けのAJCCをタンタアレグリアで制し幸先のいいスタートを切ったが、同馬は故障で春のG1戦線を棒に振った。その後強力なお手馬には恵まれず、天皇賞・春に出走した皐月賞馬ディーマジェスティは秋戦線になっても復帰の目処が立っていない。
苦しい状況で、かつ強力な手持ちの駒も使えない状況……そんな中、夏の札幌記念を制したサクラアンプルールは、蛯名騎手にとっても重要な存在だったはずだ。実際、ヤマカツエースやエアスピネルを下した末脚には確かなものがあった。
同馬はその後先日の天皇賞に出走。1枠1番という絶好の枠を引いたが、いかんせんライバルが強すぎたこと、不良馬場への適性などから、いつにない先行、馬場のいい外を回して奮闘したものの8着に敗れている。
そして、その後の蛯名騎手の発言がこれまた「悲しい」と話題だ。