JRA『競馬中継無料ネット配信』の道!? ファン関係ない「G1賞金増額」よりやるべきこと、欠落した「ファン目線」
JRAが、来年からG1レースの賞金を新たに「増額」することがわかった。
JRAは14日、障害、2歳限定を除く芝、ダートのG1競走すべてで「1着賞金1億円台」にすることを発表。皐月賞とオークスは1千万円増の1億1千万円になるという。また、来年京都競馬場で開催される地方交流「JBC」も1着賞金が増えるとのことだ。
ネット馬券の普及が大きいのか、ここ最近は売上が上昇傾向にある競馬界。職員の給与もさぞ増額されたのかもしれないが、競馬そのものへの還元も忘れず、ということだろうか。多くの競馬関係者にとっては、大金を得るチャンスが増えるとも考えられる。
ただ、競馬ファンにはさほど関係がない発表であることも確かだ。
「賞金がいくらになろうがファンには関係ない、という意見は非常に多いですね。それならば通年での控除の減額をすれば、もっと売上も伸びるのでは、という意見も。また『障害を上げてやれ』という指摘もあります。
また、賞金増額とはいっても、現在の競馬界は社台グループの1強状態で、大半の個人馬主にとっては関係のないことです。結局は大牧場、トップ騎手、優遇されている厩舎などだけが得をし、『格差』が広がるだけという見方もあるようです。JRAとしても『見栄え重視』の増額なのかもしれません」(記者)
賞金増額の恩恵を受けられるのは、本当にごく一部ということのようだ。