ついに来たイスラボニータの時代?「最高の○○」に陣営も「マイル王」奪取を確信!?
2014年の皐月賞以来のG1タイトルを、名脇役・イスラボニータ(牡6歳、美浦・栗田博憲厩舎)が狙う。
春の目標となった安田記念(G1)では単勝3.5倍の1番人気に支持されたが、最後の直線で行き場を失うと何もできずに8着と惨敗。悲願のG1・2勝目を掴むことはできなかった。
しかし、昨年にマイル路線へと照準を合わせてからは、一時期のスランプを脱した印象である。2年7カ月ぶりの重賞制覇を成し遂げたマイラーズC(G2)では、好位追走から抜け出しエアスピネルの追撃を許さず完勝。1分32秒2の好タイムを叩き出し存在感を示している。
前走の富士S(G3)も2着を確保と安定した走りを披露している同馬。その力がトップレベルにあること間違いない。ココでも人気を集めることになるだろう。
気になるのは状態面だが、ルメール騎手を背に行ったウッドチップコースでの追いきりでは軽快な動きを披露。重馬場で行われた前走の反動が心配されていたが、陣営はコンディション面に不安を感じていないようだ。
「前走の疲れは全くないようですね。調整は本当に順調なようで、陣営は『かなり良いね。動きは抜群!』と大絶賛しています。本当に調子が良いんでしょうね。陣営のトーンはかなり高いです。精神的に落ち着きも出てきていますし、期待できるのではないでしょうか。
勝ちきれず『善戦マン』という印象が強いですが、現役シーズンも限られたものになってきましたからね。完璧な状態で臨めそうなココで、2つ目のG1タイトルを掴みたいといころでしょう。同じようなキャラクターのロゴタイプのように、もう一花さかせて欲しいものです」(現場記者)