武豊「負傷深刻」でキタサンブラック大ピンチ!? 復帰戦で”制御不能”の暴走大敗、マイルCSで「片足ぶらぶら」騎乗も……
「スタート前の輪乗りの際、武豊騎手はずっとケガした右脚だけ鐙(あぶみ)に乗せずに騎乗していました。おそらく右膝の負担を、少しでも減らそうとしていたのだと思います。1度レースに乗ったことで症状が酷くなっていたのかもしれません。
いずれにせよ武豊騎手が理由もなく、G1の発走直前に片足をブラブラさせて騎乗するはずがないですし、周囲が考えている以上にケガが深刻な状態にある可能性はありますね」(同)
調教中の落馬負傷として先々週のエリザベス女王杯(G1)などの騎乗が取りやめになった際は、「フライデー」(講談社)に小浦愛との”路上キス疑惑”を報じられた直後とあって、「タイミングが良すぎる」「意図的な休養では」という疑惑もあった。しかし、この日の2レースの騎乗や様子を見た限り、思った以上に深刻な状況の可能性が出てきた。
そうなると気になるのは、今週末26日に行われるジャパンC(G1)におけるキタサンブラックの騎乗だ。
キタサンブラックで制した昨年のジャパンCは、まさに武豊騎手の”神騎乗”がもたらした完勝劇だった。スタートから果敢に逃げてペースを支配、最後まで後続に何もさせずに逃げ切ったレース運びに武豊騎手本人も「一年で最高のレース」と自画自賛。
なお、このレースは競馬雑誌『週刊ギャロップ』(サンケイスポーツ)の「神騎乗2016 週刊Gallop SPECIAL AWARD」の第1位に選出されている。
本誌には多くの競馬関係者から称賛の声が寄せられているが、その中でも印象的だったのが、トーセンバジルに騎乗してレースに参加していた内田博幸騎手の「2番手以下が(速いんじゃないかと思っていたペースが、実は)遅いと気付いたときには手遅れ」というコメントだ。