JRA戸崎圭太「サトノクラウン」騎乗可能性があった? 裏開催「メイン惨敗」連発で陣営も拒否反応多発か
現在、163勝をあげてリーディング2位の座を保持している戸崎圭太騎手。先週は土日合わせて21レースに騎乗して、7勝。リーディングトップに立つC.ルメール騎手を猛追すべく、勝利を積み重ねた。
リーディングを取るべくスパートをかけはじめている戸崎騎手。だが、その一方で先週のメインレースだった東京スポーツ杯2歳S(G3)を3着で終えるなど、重賞の成績は振るっていない。あえて裏開催で騎乗するため致し方ない部分があるものの、今年はその傾向が顕在化しているため、一部から問題視されはじめているという。
「戸崎騎手は昨年重賞で13勝、一昨年前は8勝をあげており、G2、G1でも勝利を収めていました。しかし今年は57回も重賞に騎乗して4勝、しかもすべてG3とこれまでと比べると寂しい成績です。そのため最近は関係者たちから、この重賞での勝負弱さを不安視する傾向が強まっているようです。
またそれに拍車をかけたのは先々週です。土曜は武蔵野S(G3)でサンライズノヴァに騎乗して12着、日曜は福島記念(G3)でサンマルティンに騎乗して14着で終わりました。この2頭はともに1人気に支持された馬だったのですが、期待を裏切るかのように惨敗しています。この不甲斐ない競馬に対して、とくにサンマルティン陣営は戸崎騎手に不満がたまっている様子。これまでも裏開催で勝利を積み重ねることが多かった戸崎騎手ですが、そこからも見放されてしまえば、有力馬を回してもらえなくなりますよ。これまでのように勝利を挙げることは難しくなるのでは?」(記者)
戸崎騎手は『競馬ラボ』のコラム「週刊!戸崎圭太」で福島記念を振り返り、「1コーナーで他馬とぶつかり、そこからいつもより噛んでしまったことが全て」と他馬との接触に敗因を求めた。だが、接触したのはまだ序盤。ここから立て直す努力をしていれば、勝利とはいわずとも惨敗は免れたのではないかとの見方をされても仕方ないだろう。