衝撃の「クラシック”当確”」レコードに戦慄……超新星オブセッションが「オルフェ超え」の4馬身差圧勝で日本ダービーへ名乗り!
素質馬揃いと評判の今年の2歳馬から、また1頭「来年のクラシック候補」が出現した。
2日に阪神競馬場で行われたシクラメン賞(500万下)を2番人気のオブセッション(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が2着馬に4馬身差をつける圧勝。1800mの2歳レコードを更新し、来年のクラシックに大きく名乗りを上げた。
阪神1800mの外回りコースを7頭立てで行われたレースで、オブセッションはまずまずのスタートを決めるもダッシュがつかずに後方から。内からシゲルホウレンソウがハナを主張し、リュクスポケット、トゥラヴェスーラといったところが番手に続く。馬群は縦長の前後2つに分かれ、人気のダノンフォーチュン、オブセッションといったところは後方集団に位置していた。
残り800mとなる1000m通過は59.0秒と2歳500万下としては厳しい流れ。ペースが上がりじょじょに馬群が凝縮される中、地方から挑戦したスリルトサスペンスがやや遅れ気味になった他は、ほぼ一塊で最後の直線に突入した。
手応えが明らかに違ったのは、後方から追い上げたダノンフォーチュンとオブセッションの2頭だった。人気馬2頭による追い比べになると思われたが、鞍上からゴーサインが飛び、いざエンジンが掛かると歴然とした差が生まれた。オブセッションが一瞬にして、ライバルを突き放したのだ。
C.ルメール騎手の激しいアクションに応えるように鋭く伸びたオブセッションは、あっという間に他馬を置き去りに。ダノンフォーチュンが先頭集団を捉える頃には、遥か前方で馬なりのままゴールしていた。
「楽勝でしたね!」