武豊アウォーディー「終わった説」より悔やまれる「あと1年」? レースで力は示しているが……
3日のチャンピオンズC(G1)はゴールドドリームが見事な差し切り勝ちを決めた。まれに見る大混戦となったが、R.ムーア騎手がその手腕を見せつけた格好である。
一方、昨年から今年にかけてダート界を牽引してきたアウォーディー(牡7 栗東・松永厩舎)は、後方待機から最後に脚を伸ばすも5着。前走JBCクラシックに続き、またも馬券圏内には入れなかった。
一昨年秋から昨年のJBCクラシックまで6連勝。まさにダート界の筆頭として活躍してきたアウォーディーだったが、ちょうど1年前のチャンピオンズCを2着に敗れてからは勝利から遠ざかり、目に見えて下降線を描いているようにも見える。それでも掲示板に食い込むあたりはさすがだが……。
ファンの間では「もう終わった」「いや終わってない」と意見も分かれている様子。今年のチャンピオンズCは完全な前残りのレースで、差して上位に食い込んだのは勝ち馬ゴールドドリームと同馬だけだった。武豊騎手の騎乗も悪いものではなかったが、キレる脚を使えるタイプではないので、願わくばもう少し前で競馬してほしかったところか。
一方「あと1年早ければ」という声が、今回の結果で増幅している。