JRA木幡育也騎手「謎の騎乗停止」で再びの”ドーピング”疑惑も……若手騎手が示してしまった「前例」
JRA木幡育也騎手が14日、突如「騎乗停止」が発表された。
木幡育騎手は「日本中央競馬会競馬施行規程(抜粋)」の「第147条 第138条第1項各号及び第145条各号のいずれか又は前条に該当する場合を除き、次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は厩務員に対して、期間を定めて、調教若しくは騎乗を停止し、戒告し、又は500,000円以下の過怠金を課する。(20)競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行のあった者」に違反したようである。
今年も松田大作騎手が「無免許運転」で、菊沢一樹騎手が「未成年飲酒」でこの規程に引っかかり、騎乗停止となっている。木幡育騎手も同じような違反をしたのだろうか。
実は木幡育騎手、今年9月にも同じ規程違反で30日間の騎乗停止処分を受けている。
「9月10日の中山競馬のレースで騎乗した後に受けたドーピング検査(薬物使用に関する検査)により、同騎手の検体から対象薬物として指定されている利尿剤『フロセミド』が検出されたことが判明しました。以前、落馬の影響で出たむくみを取るため、利尿剤を服用した際には事前に申告していたようです。しかしその際には、木幡自身が医師から処方された薬物ではなく、母親が用意したものを服用し、事前申告も怠ったとのことでした。
昨年2月、短期免許で来日したルイス・コントレラス騎手から強い鎮痛効果があるオキシコドンが検出され、30日間の騎乗停止と5年間の短期免許交付停止が課せられましたが、それ以来JRA史上2例目の禁止薬物事案として騒がれています。今回はどうなのか、原因に関しては調べを進めています」(現場記者)
現状、今回の騎乗停止理由は明かされていないが、再び「ドーピング疑惑」が出ることは必至だろう。
最近は飲酒を中心に若手騎手のトラブルが少なくないが、木幡育騎手はこの短期間で2度目の騎乗停止。すぐに理由を明かさないあたり、重大なトラブルが潜んでいそうだが……。