ディープインパクトと「欧州最高スタッド」が密愛!? 「G1勝利2ケタベビー」連発の超有力牝馬ズラリ
現代の日本競馬界は、ディープインパクト産駒が「支配者」と述べて過言ではないだろう。
現役時代に目覚ましい成績を残したディープインパクトは引退してからも種牡馬として多くの優秀な産駒を輩出。今年のクラシック戦線を沸かせるであろう2歳王者ダノンプレミアム、東京スポーツ杯2歳S(G3)を制したワグネリアン、さらにシクラメン賞(500万下)を4馬身差レコードで圧勝したオブセッションらも同馬の産駒だ。2018年もディープインパクトの仔が、日本の競馬界をリードするのは間違いないだろう。
日本の競馬界に多大なる影響を与えているディープインパクトだが、その影響がついに海を超えて海外の”トップ”にまで波及しはじめているようだ。15日、アイルランドのクールモア・グループがディープインパクトを種付けすべく、所有馬を送り込んだと「スポーツ報知」が報じた。
記事によれば、今回来日するのは英牝馬2冠を達成しG1・7勝を挙げたマインディング。さらに昨年の英愛1000ギニーなどG1・4勝のウィンター、そして仏G1・2着馬のプロミストゥービートゥルーの3頭だ。どの馬も欧州で最高クラスの実績を残した名牝だ。
「この3頭の父馬は、種牡馬としても活躍しているガリレオです。現在、日本生まれのディープインパクト産駒にして母父にガリレオを持つA.オブライエン厩舎のサクソンウォーリアが無傷の3連勝で英国2歳G1を制覇するなど活躍。さらに今年の英ダービーの最有力候補にあげられています。
同馬の活躍を目の当たりにした関係者たちの間で、ディープインパクトの種牡馬としての評価が急上昇中とのこと。今回、クールモア・グループが誇る名だたる名牝にディープインパクトを種付けするという決断をしたのは、第二のサクソンウォーリアの誕生に期待しているからにほかならないでしょうね」(競馬誌ライター)
ついに海外でも評価されつつあるディープインパクト。日本の名馬×世界的名牝の仔は海外の重賞を席巻することができるのだろうか? 今後に注目したい。