【東京新聞杯(G3)展望】武豊リスグラシュー再コンビでG1覇者に挑む! マイル重賞路線を占う一戦が激アツ!!
2月4日に開催される東京新聞杯(G3)。安田記念(G1)やヴィクトリアマイル(G1)と同舞台ということもあり、春のマイル重賞路線を占う意味でも見逃せない1戦だ。
今年はG1馬を筆頭に、重賞で活躍する実績馬が集結。超豪華メンバーによるハイレベルな「スーパー重賞」として注目を集めている。
その中で注目したいのは、昨年のヴィクトリアマイル(G1)を制したアドマイヤリード(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
外を回される苦しい展開になったクイーンSは6着と大敗してしまったが、昨年の成績は6戦して「3・1・1・1」と安定感は抜群。復活を賭けて臨んだ前走の府中牝馬S(G2)でも、メンバー最速となる上がり32秒9をマークするなど実力は疑いようがない。古馬になり本格化を迎えた印象である。
今回は自身にとってベストの1600M。休養明けも苦にしないタイプだけに、ココで好走する可能性は高い。牡馬相手でも主役候補であることは明らか。G1勝ちのある得意舞台での復活を期待したいところだ。
「未完の大器」と評されるグレーターロンドン(牡6歳、美浦・大竹正博厩舎)も上位争い必至。2016年11月に復帰し3歳上500万、1000万下、節分S(1600万下)と怒涛の4連勝を飾り注目を集めた同馬。状態面が完璧でない中で出走した安田記念でも、4着と結果を残すなどポテンシャルは非常に高い。
マイルは6戦して5勝と大得意の舞台。1週前追い切りでも軽快な動きを見せるなど、状態面にも不安が感じられない今回は好走できる可能性は十分にあるだろう。川田将雅騎手との新コンビで悲願の重賞制覇を目指す。
ニューイヤーSで約2年3カ月ぶりの勝利を飾ったダノンプラチナ(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)にもチャンスはある。3連勝で2014年の朝日フューチュリティS(G1)を勝利し、自力の高さを証明した同馬。その後の活躍が期待されたものの、蹄の状態に不安を抱えることが多く順調にレースに出走できない状態が続いていた。
それでも2015年の富士S(G3)を勝利。2016年の富士S、京成杯AH(G3)では3着を確保するなど、重賞の舞台でも勝ち負けに絡んできている実績は高く評価できる。東京芝1600Mは富士S快勝を含む3勝を挙げている得意舞台。ココを勝って、マイル戦線の主役になれるかに注目だ。