3年連続10万馬券!荒れに荒れまくるマーメイドS(G3)高配当の「鍵」を握るのは、去年も激走した前走あのレース!
過去5年で3連単10万馬券超えが4回。毎年ふた桁人気の馬が3着以内に激走しているマーメイドS(G3)が、今週末12日(日)に阪神競馬場で開催される。
牝馬限定戦としては珍しい阪神2000mのハンデ戦ということもあって、毎年のごとく荒れに荒れまくっているマーメイドS。「何が来てもおかしくない」といった難解なレースだが、その分当ててしまえば、春のG1の負け分もまとめて取り返せる?
荒れているとはいえ、1番人気は4年連続で馬券圏内の3着以内を確保しているだけに、信頼度はそれなりにある。今年の1番人気は中山牝馬S(G3)でルージュバックを破ったシュンドルボン(牝5歳、美浦・矢野厩舎)になりそうだ。
前走のヴィクトリアマイル(G1)は相手が強かった面もあるだろうが、マイル戦が一昨年以来と9着惨敗ながら情状酌量の余地は十分。中山牝馬Sでルージュバックを破った力はここでは一枚上で、賞金を加算して秋のエリザベス女王杯(G1)に向かいたいところだ。
ただ、ここは56㎏のトップハンデがどうか。3走前の愛知杯(G3)では2000m戦で1番人気を背負いながらも8着惨敗。ここのところ1800mでの良績が目立つだけに、2000mは微妙に長いのかもしれない。
ならば前走OP勝で、成長著しいナムラアン(牝4歳、栗東・福島厩舎)はどうだろうか。
前走は牡馬に交じって都大路S(OP)を逃げ切り勝ち。母がハーツクライの全妹という良血馬がついに開花して、重賞に駒を進めてきた。もともと3歳の白百合S(OP)では、後の小倉大賞典(G3)の勝ち馬アルバートドックとクビ差の競馬。メンバーの弱いここでしっかりと賞金を上積みしたい。
だが、前走の都大路Sで2着に下したグァンチャーレが、先週の垂水S(1600万下)で2番人気ながら5着敗退とレースレベルに疑問が残る。前が止まらない京都で上手く逃げ切ったという面は拭い切れず、それで55㎏は見込まれたかも。
去年の勝ち馬シャトーブランシュ(8番人気)を始め、データ的に相性の良い前走パールS(1600万下)組は今年も見逃せないか。