京都記念(G2)福永祐一×ディアドラは「吉」と出るのか……エリザベス女王杯「敗因」とジョッキーの正念場
豪華メンバーが集う11日の京都記念(G2)に、昨年の秋華賞馬ディアドラ(牝4 栗東・橋田満厩舎)が出走。「4歳4強」の一角として注目を浴びている。
昨年は始動戦から桜花賞まで8戦と使い詰め、注目を集める。矢車賞1着で参戦したオークスでは4着と好走。夏にはHTB賞を勝利して秋は紫苑S、秋華賞と連勝で一気に世代のトップに手をかけた。秋華賞前には「秋の牝馬クラシックはこの馬で決まり」と栗東関係者から「確勝」扱いをされていた存在で、モズカッチャンやリスグラシューなど同世代の強豪よりも評価されていた部分もある。
しかし、続くエリザベス女王杯では4人気に推されながらもまさかの12着敗退。これにより、ディアドラの評価が少々難しくなった点は否めないだろう。その後は休養に入り、今週ついに復帰するわけだが……。
「エリザベス女王杯はやはり『使いすぎ』による疲れもあったとのこと。使うたびによくなるタイプとはいえ、1年で9戦、2歳時からを考えれば1年半で15戦ですからね。また、エリザベス女王杯はスローペースでしたし、後方からの競馬では難しかったのではないでしょうか。
リフレッシュしたのか、現在のディアドラは成長分も込みですこぶる順調。先月31日の稽古では栗東・CW6ハロン81秒5―11秒6で、3頭併せでキッチリ最先着。前走とはガラッと変わった姿が見られるかもしれません」(現場記者)
昨年の牝馬クラシックで見せた以上の強いディアドラが見られるかもしれない。
ただ、ディアドラ自体よりも、ファンが心配しているのは「騎手」のほうらしい。