JRA藤原英昭「マジック連対率」に驚愕……「リーディング無冠の帝王」が名実ともに頂点を狙う

 過去、エアメサイア、ウオッカ、レッドディザイアにマルセリーナなど、名だたる名牝を輩出しているエルフィンS(OP)。今年は3日に京都競馬場で開催され、福永祐一騎手が騎乗するレッドサクヤ(牝3歳、栗東・藤原英昭厩舎)が1/2馬身差で勝利を収めた。

 外枠から好スタートを切ったレッドサクヤは中団に控え、脚をためる。そして第4コーナーで外に出されると先頭集団へ進出。最後の直線に入ると先頭に立っていたノーブルカリナンを、上がり最速35.4秒の末脚で猛追し、見事にゴール前で差し切った。

「出世レースともいわれるエルフィンSを勝利したレッドサクヤですが、騎乗した福永騎手は勝ったものの同馬の走りを『未完成』と評していたそう。それにもかかわらず、同レースで見せた走りは素晴らしいものでした。これからの成長次第ではクラシック戦線に絡んできてもおかしくはないでしょう」(現場記者)

 牝馬クラシックに新星がまた1頭登場したようだ。一躍注目の的となったレッドサクヤだが、同馬を管理している藤原英調教師にも、関係者たちから熱視線が送られているという。

「かつてエイシンフラッシュやトーセンラーといったG1馬を管理してきた藤原英調教師は、レッドサクヤがあげた勝利で今年すでに7勝目。現時点では調教師リーディングで1位となっています。そして勝利数もさることながら、連対率は55%超え、複勝率も66%を超えるという驚異的な数字を叩き出しているんです。

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