JRA小島太調教師が「数千万円」で武幸四郎厩舎のライバルを援護!? “幻”の「小島太牧場」開設計画の行方
競馬界は3月が年度初め。今年も新規開業する厩舎や、デビューを迎える新人騎手が一斉にスタートを切ることになるが、今年最も注目を集めているのは武豊騎手の実弟・武幸四郎厩舎だろう。
すでに大物馬主のバックアップや、優秀なスタッフが集うなど、様々なウワサが飛び交っている。だが、そんな目玉厩舎に劣らないほど鮮烈なスタートを切りそうなのが、同じく新規開業となる和田勇介厩舎だ。
通常、新規厩舎を開業するにあたっては馬房そのものの修理費や改築費、入厩する馬たちの馬具代など莫大な資金が必要となり、その費用は約数千万円ともいわれている。武幸四郎調教師のように騎手時代に優秀な成績を収め、大物馬主のサポートが見込める厩舎であれば大きな問題もなさそうだが、中には借金をして厩舎をスタートさせる調教師も少なくないようだ。
そういった点、和田勇調教師はもともと厩務員や調教助手として下積みを積んでいた人物。数千万円の費用は馬鹿にならないはずだが、どうやら「ある大物関係者」の援助によって極めて順調なスタートが切られることになりそうだ。
その人物とは、今年の2月一杯で定年を迎える小島太調教師。なんでも厩舎開業に必要な資金を全面的にバックアップするともっぱらのウワサだから驚きだ。
厩務員時代から、小島太調教師と同じく美浦所属だった和田勇調教師。しかし、所属していたのは田村康仁厩舎、久保田貴士厩舎、中川公成厩舎、高橋裕厩舎と一見、小島太調教師とは接点がなさそうに見える。一体、何があったのだろうか……。
「まだウワサの域を出ませんが、どうやら小島先生のご子息で調教助手を務めていた小島良太、小島勝三助手を含めた所属スタッフの大半が厩舎解散に伴って、和田厩舎に移籍する予定だそうです。小島先生といえば、騎手時代にも『サクラ軍団』の主戦として日本ダービーを2勝するなど活躍、調教師になってからも『カフェ軍団』を任されて一世を風靡しました。
そこに定年による退職金もあって資金面は豊富。実は以前から小島先生が引退された後、小島太一騎手も含めた息子さん3人を引き連れ、育成牧場を立ち上げる計画があったとか……。しかし、70歳での牧場立ち上げは、さすがに体力的にキツイということで『小島太牧場』は幻となったそうです。