フランケル「遅れてきた大物」モズアスコットが短距離王へ始動! C.ルメール騎手との「バッチリコンビ」に期待大
25日(日)に開催される阪急杯(G3)にモズアスコット(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が出走を予定している。
昨夏に破竹の勢いで下位条件戦を4連勝したモズアスコットは、年末に阪神C(G2)で重賞に初挑戦。レースでは1人気に支持され、最後の直線で外から先頭に迫るも、歴戦の猛者たちに届かず4着。重賞の壁に跳ね返されてしまった。だが、重賞初戦にもかかわらずレコードタイムで勝利したイスラボニータから0秒4差なら御の字だろう。今後への自信を深める一戦となったのは間違いないはずだ。
そのモズアスコットは21日に栗東の坂路で僚馬リーゼントロックと併せ馬。軽やかな動きで52秒9-11秒7を記録し、最後は僚馬を大きく突き放してゴールしている。「スポーツ報知」の取材に玉井助手は「ちょうどいい調教ができた」と話し、今後は気性面が課題になってくるものの「能力は高いと思うので、無事にいけばいい結果を出してくれると思います」と期待をかけた。
「ここを勝利すれば、大一番の高松宮記念(G1)制覇に向けて大きなはずみがつくでしょう。管理する矢作厩舎は、開業以来『一銭でも多くぶんどる!』をモットーとしており、少しでも馬が上位に入線できる可能性が高いレースを探して出走させることで知られています。今回も矢作調教師が十分勝算があると見て出走すると決めたはずです。期待しても良いのではないでしょうか」(競馬誌ライター)
重賞初勝利がかかるモズアスコット。そして、今回は同馬に頼もしい味方がついている。