武豊ジャンダルム「サトノダイヤモンドに先着」でクラシックコンビ確定? 超強力弥生賞で結果を出したい理由
3月4日に開催される弥生賞(G2)に昨年の2歳王者ダノンプレミアム、ワグネリアン、オブセッションなど早くもハイレベル世代と評される3歳牡馬が集結。頂上決戦の様相を呈している。その戦いに割って入りたいのが、武豊騎手が騎乗予定のジャンダルム(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
昨年、ジャンダルムはデイリー杯2歳S(G2)を快勝し、年末には昇格したばかりのホープフルS(G1)に出走した。レースでは最後の直線で早めに仕掛けたものの、タイムライヤーに交わされてしまい惜しくも2着。だが、勝ち馬とは0.2秒差と一定の実力を証明してみせた。
強力すぎるライバルたちとの戦いを控えたジャンダルムは22日、栗東トレセンのCWコースにて3頭併せで1週前追い切りを行ったが、なんとその相手がサトノダイヤモンドとサトノノブレス。2頭の間に挟まれる形での併せ馬で、ジャンダルムは直線でしっかりと伸びて先着したという。
管理する池江調教師は動きが素晴らしいと語り、さらに「全体的に良くなっています。本質的にはマイラーと思うが、あの切れ味を中距離で出せるかでしょう」と今後を見据えるコメントを出している。
「弥生賞には前走同様、武豊騎手が騎乗予定。武豊騎手は、クラシック戦線には同馬のほかにも昨年の京都2歳S(G3)を勝ったグレイルが控えており、どちらに騎乗するのかが注目されていまいた。まだ今回のレース次第ではありますが、グレイルは前走の共同通信杯(G3)で圧倒的1人気に支持されて7着と、不甲斐ない結果に終わっています。そのため、クラシック本番ではジャンダルムに騎乗するのではないかと見ている人が多いですね」(競馬誌ライター)