武豊「有終の美」に田中勝春の「嫉妬」も……勝ちまくり「JRA引退調教師」最終週のあれこれ
24、25日の開催で、JRA調教師12名が引退・勇退となった。
2月は競馬界にとって別れの季節。特に現役最後の週は、引退調教師の管理する馬が多く出走する姿もよく見かける。最後にひと花、という気持ちはわからなくはない。
実際に土曜中山2Rではグラスワンダーで有名な尾形充弘調教師のシャイニーロケットが勝利し通算800勝を達成。同じく土曜中山8Rでは小島太調教師のメンデンホールが勝利し、騎手、調教師で計1500勝を達成。最後の輝きを見せてターフを去った。
土曜開催の3場で引退調教師はなんと5勝、日曜日も2勝で計7勝。競馬界を去る12名中5名が勝利するなど大活躍だった。
「引退近くは解散調教師がたくさん馬を出走させるのは毎年よく出る話で、最終週ともなればドバーっと出す上に周囲もある程度気を使うのでは……なんて情報も散見されます。
実際にそこまで”忖度”があるかは謎ですが、特に土曜は5勝しましたからね。最後に向けて良い仕上げを施したということで、他の厩舎とは意気込みも違ったということではないでしょうか」(現場記者)
特にすごかったのは栗東の福島信晴厩舎である。土曜1勝、日曜2勝の固め打ちで先週の「主役」状態だった。その中にはダイアナヘイローで勝利した阪急杯(G3)もあるのだから脱帽である。