JRA・M.デムーロ騎手の「正妻」確実な理由……スワーヴリチャード金鯱賞(G2)超人気も「サトノ軍団」復活に光?
「春古馬三冠」の初戦である大阪杯(G1)の前哨戦・金鯱賞(G2)が今週末に開催される。
今年の古馬王道路線を占う一戦には続々と強豪馬が集結。なかでも強い4歳馬の代表格・スワーヴリチャードと一昨年前のダービー2着馬・サトノダイヤモンドの2強には早くから熱視線が送られている。
昨年の日本ダービーを2着で終えたスワーヴリチャード。その後、半年間のブランクをものともせずにアルゼンチン共和国杯(G2)で復活Vを達成。古馬の壁をあっさりと打ち破り、暮れの有馬記念では実績馬たちと堂々と渡り合った末に4着と好走してみせた。
今年はここが始動戦となるが、『netkeiba.com』の事前オッズでは1.8倍と断トツの支持を集めているなど、実力は主役級と高い評価を受けている。陣営としても先を見据えている以上、初戦からコケるわけにはいかない。当然、気合は入っているようだ。
「あくまでも大阪杯のステップレースですから、余裕を持った仕上げに終始している様子。しかし昨年こそ、2着、3着に人気薄の馬が飛び込んできたため波乱の決着となりましたが、今年は少頭数でのレースですので伏兵の台頭は難しいでしょう。スワーヴリチャードはここで上位に食い込みしっかりと実力を見せつけておきたいところでしょうね」(記者)
またそのスワーヴリチャードの鞍上を務めるのは、昨年G1競走で6勝をあげたM.デムーロ騎手。今年は現時点で28勝をあげており、リーディングトップをひた走っている。同馬にとってはなによりも心強い相棒だ。
「大阪杯にはデムーロ騎手が主戦を務めるペルシアンナイトも出走を予定。ですが、前走の中山記念(G2)が5着と振るわなかったこともあり、デムーロ騎手は気持ちの面で徐々にスワーヴリチャードに傾いているとウワサされています。ここでしっかりと結果を残すことができれば、デムーロ騎手は”正妻”の座をスワーヴリチャードに与えるかもしれませんね」(前出・同)
期待がかかるデムーロ騎手×スワーヴリチャードのタッグ。この前に立ちふさがるのが、大勢のファンから復活を望まれているサトノダイヤモンドだろう。