日本ダービー2着、サトノダイヤモンド、秋は「凱旋門賞か菊花賞」の二択! どちらも「激戦」も、どちらでも期待大?
今年の日本ダービー(G1)で2着だったサトノダイヤモンドが、秋の選択肢として仏・凱旋門賞と国内の菊花賞であると、オーナーの里見治氏が語った。6月中には結論を出すという。
ダービーでは勝利したマカヒキとわずか8cm差に涙を呑んだ同馬。そのマカヒキはすでに凱旋門賞挑戦を表明している。わずかな差で敗れたライバルに「フランスでリベンジ」という考えもあるのかもしれない。また、日本競馬の夢である凱旋門賞勝利を狙うだけのポテンシャルは有している馬だ。欧州最強の中距離陣が出揃うだけに、厳しい戦いは必至である。
国内に専念すれば、マカヒキこそいないものの「史上最強」とされる同世代の強豪が菊花賞に集結する可能性大。すでに菊花賞行きを表明した皐月賞馬・ディーマジェスティを筆頭に、ハイレベルなメンバーが集うことは確実だ。このまま行けば、サトノダイヤモンドは菊花賞の1番人気となるかもしれないが、そう簡単に勝てるレースではない。
国内専念でも海外遠征でも「激戦」になることは間違いない。しかし、きさらぎ賞で見せた衝撃的な強さや、クラシック2冠での安定した走りを見れば、どちらを選択しても結果を残せるのでは、という期待も当然ある。陣営が判断を迷うのも当然だろう。
ファンの間でも「菊花賞で1冠狙うべきでは」「3歳は斤量も軽いし凱旋門賞行くべき」と意見が分かれている状態。果たして3歳屈指の素質馬はどちらを選ぶのだろうか。今後の動向に注目である。