大阪杯(G1)「鞍上問題」決着! ダンビュライト、ペルシアンナイト「騎手決定」で浜中俊、福永祐一、三浦皇成に”逆襲”のチャンス!?

 また、そのミッキーアイルが勝った翌年のマイルCS(G1)を、3歳馬として16年ぶりに制した若きマイル王ペルシアンナイト(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)も、主戦のM.デムーロ騎手がスワーヴリチャードを選択したことで鞍上問題が宙に浮いていた1頭だ。

前走の中山記念(G2)は、1番人気に推されながらも5着に敗退。不甲斐ない走りで主戦騎手にはフラれてしまったようだが、ここに来て関西の名手・福永祐一騎手とのコンビが決定。

「福永騎手は、大阪杯でも有力視されている昨年のジャパンC馬シュヴァルグランの元主戦騎手。オーナーの佐々木主浩氏との確執によって、昨年の宝塚記念(G1)を最後に降板を言い渡された、いわば”因縁”の相手ですね。ここでシュヴァルグランを抑えて勝つようなら、それはそれで1つのドラマと言えるのではないでしょうか」(同)

 そのシュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)の鞍上を任されたのが、昨年長期休養から復活した三浦皇成騎手だ。

 デビュー初年度で、武豊騎手が持っていた新人最多勝記録を大きく更新する91勝を上げ、輝かしいスタートを切った三浦騎手。だが、その後は伸び悩み、一昨年夏に落馬によって骨盤骨折や外傷性気胸などの重傷を負うと、約1年に渡る長期休養を余儀なくされた。

「昨夏復帰後はインカンテーションとのコンビで重賞を勝つなど、ケガを思わせない騎乗ぶり。特にこのコンビで挑んだ今年のフェブラリーS(G1)は、事前にハイペースを見切った見事な騎乗でした。

とはいえ、まだG1を勝ったことがない三浦騎手に自分の一番の期待馬を依頼する辺りは、大魔神・佐々木氏らしい男気溢れる起用ですね。三浦騎手も、何とかこのビッグチャンスを掴みたいと気合が入っていることでしょう」(同)

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