【皐月賞(G1)展望】武豊ジャンダルムが福永祐一の「宿願」ワグネリアンに挑む! 大本命ダノンプレミアム離脱で歴史的大混戦!
騎乗するキタノコマンドールは、ここまで重賞勝ちこそないものの2戦2勝と無敗の存在。特に前走のすみれS(OP)では、手綱を執った福永騎手が「目の覚めるようなと表現したいくらいの脚」と評する圧巻の末脚で完勝。「久々に”これは”って感触を持ったよ」と手放しで称賛している。
今回、福永騎手がワグネリアンに騎乗するため、M.デムーロ騎手との新コンビで挑むこととなったキタノコマンドール。昨夏に新規参入を表明した『DMMバヌーシー』の所属馬であり、名付け親がビートたけしという話題性の多い馬だけに、ここで結果を残せば競馬界が大いに盛り上がりそうだ。
実績面では朝日杯フューチュリティS(G1)2着馬のステルヴィオ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)に一日の長がある。
ここまで5戦3勝ながら、敗れた相手がダノンプレミアムのみというステルヴィオ。単勝1番人気に推された前走のスプリングS(G2)では、その非凡な能力を如何なく発揮。「世代No.2」の座にいることを改めて強調した。
まさに目の上のたん瘤だった「世代No.1」が戦線を離脱した今、ステルヴィオに生涯最大のチャンスが訪れていることは間違いない。昨年の産駒デビューからマイル以下に良績が集まるロードカナロア産駒だけに、最大のポイントは2000mへの対応となりそうだ。鞍上は主戦のC.ルメール騎手が務める。
ダノンプレミアムが抜けた以上、弥生賞で3着だったジャンダルム(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)にも当然ながら、大きなチャンスが巡ってきているはずだ。