【あの馬主は何者?】 元メジャーリーガー佐々木主浩オーナーの実力?
前回紹介したマカヒキ、ディープインパクトの金子真人氏は個人馬主としてもっとも成功した馬主と言える存在。しかし人生においてこれほどの勝ち組馬主はいないだろうといえるのが、来週の宝塚記念にシュヴァルグランを出走させる佐々木主浩氏だろう。
佐々木氏はアドマイヤでお馴染みの近藤利一氏の推薦でJRAの馬主となり、初年度で所有したアドマイヤマジン(近藤氏と共同で所有)がいきなり7500万円以上を稼ぐ活躍。その後ヴィルシーナが桜花賞・オークス・秋華賞の3歳牝馬クラシック三冠すべて2着という成績をおさめ、翌年のヴィクトリアマイルでG1レース初優勝。そして翌年のヴィクトリアマイルで史上初の連覇を達成し、G1レース2勝をあげる。ヴィルシーナが引退してもシュヴァルグランが活躍し、今年3月には重賞の阪神大賞典(1着賞金6700万円)を優勝、前走の天皇賞(春)では3着に好走するなどすでに2億円近い賞金を獲得と、愛馬の活躍が止まらない。
無論金子氏と比較すれば馬主としての実績はまだまだ。しかし佐々木氏はご存じの通り元メジャーリーガーでプロ野球選手としても名球会入りをしたほどのスポーツ選手。現在もプロ野球解説で各メディアに登場している。最初の夫人は元タレントの清水香織だが2005年に離婚、その後不倫関係にあった現夫人の元アイドル榎本加奈子と再婚するなど私生活もメジャー級の活躍。趣味の釣りと競馬と野球で暮らすなどまさに悠々自適の完全な勝ち組なのである。
野球選手として現役16年で稼いだ総年俸は50億円以上とケタ外れであるが、馬主としてこれまで稼いだ賞金も12億円以上となかなかの金額。
■馬主成績
2007年 3勝 1700万円
2008年 2勝 2567万円
2009年 2勝 3407万円
2010年 1勝 3544万円
2011年 7勝 9011万円
2012年 4勝 3億1442万円 重賞3勝
2013年 6勝 2億2196万円 重賞2勝 G1 1勝
2014年 6勝 2億1628万円 重賞1勝 G1 1勝
2015年 6勝 9456万円
2016年 3勝 1億1442万円 重賞1勝