さらばスペシャルウィーク。武豊とともに歩んだスターの道は色褪せず

※画像:スペシャルウィーク『JBISサーチ』より

 27日、武豊騎手とタッグを組み、1998年のダービー(G1)などG1競走4勝をあげた名馬スペシャルウィークが、この世から去ったとJRAが発表した。

 現役時代に17戦10勝。主戦の武豊騎手は、同馬で初めて日本ダービーを制覇。この勝利で見事に「8大競走」完全制覇を達成している。

 2000年から種牡馬入りしており、主な産駒は、2005年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞したシーザリオ、09年桜花賞&優駿牝馬、11年ジャパンCなどG1で6勝をあげたブエナビスタ、デビューから149日でG1(菊花賞)を制したトーホウジャッカルなど多数に及んだ。

 だが、昨年2月からはその長きにわたった種牡馬生活にも別れを告げ、生産者の日高大洋牧場で余生を過ごしていた。

 繋養先だった牧場の代表取締役である小野田宏氏はJRAのHPで、スペシャルウィークが23日の放牧中に転倒し、「左腰を強く打った」ため、その後は馬房内で経過観察をしていたと発表。だが、本日馬房内で転倒しているところをスタッフが発見。その後「午後4時40分頃に死亡いたしました」という。また武豊騎手も「素晴らしい馬でした。たくさんの思い出があり、一生忘れられない馬です」とコメントを寄せた。

 記録にも記憶にも残った名馬・スペシャルウィーク。冥福を祈りたい。

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