GJ > 競馬ニュース > ライラックは「地雷」?  > 3ページ目
NEW

オークス(G1)ラッキーライラックは「地雷」血統!?「根拠なき」スタミナ種牡馬オルフェーヴルに流れる”ステイゴールド”の系譜とは

【この記事のキーワード】, ,

オークス(G1)ラッキーライラックは「地雷」血統!?「根拠なき」スタミナ種牡馬オルフェーヴルに流れるステイゴールドの系譜とはの画像2

 一般的に牝馬は牡馬よりもスタミナ面で劣るため、ステイヤーが出にくいとされているが、ステイゴールドは特にその傾向が顕著に表れている種牡馬といえる。

 実際にG1を勝ったステイゴールドの牝馬はヴィクトリアマイル(G1)のアドマイヤリードと、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制したレッドリヴェールであり、距離はいずれも「マイル」である。

 さらにアドマイヤリードが桜花賞5着からオークスに、レッドリヴェールが桜花賞2着から日本ダービーにそれぞれ挑戦して15着と12着に大敗している点も気になるところだ。

 牡馬を相手にしたレッドリヴェールには情状酌量の余地はあるが、他にもチューリップ賞(G3)を勝ったココロノアイ、クイーンC(G3)を勝ったキャットコイン、フィリーズレビュー(G2)を勝ったマイネレーツェルなどがオークスへ進んだ際も「スタミナのあるステイゴールド産駒だから」という理由で期待されたが、いずれも掲示板にさえ載れない惨敗を喫している。

「ステイゴールド産駒の中で、オークスで馬券になったのは2012年のアイスフォーリスの1頭だけ。それも勝ったジェンティルドンナに5馬身以上ちぎられての3着でした。牝馬に限っては『ステイゴールド産駒だからスタミナがある』という先入観は持たない方がいいと思いますね。

 はっきり言って、オークスのステイゴールド産駒は『無駄に人気する”地雷”』という印象でした。

 こういった『性別』で、距離適性が大きく分かれる種牡馬は時々見かけますね。同じサンデーサイレンス系だと、ダンスインザダークがまさにその典型でした。この馬自身が菊花賞を勝つなどスタミナ血統で、産駒でもザッツザプレンティやデルタブルース、スリーロールスといった菊花賞馬を出しましたが、その一方で牝馬は阪神牝馬Sを2勝したジョリーダンスなど良いスピードを持った馬が多かった印象です」(競馬ライター)

 無論、だからといってオルフェーヴル産駒の牝馬ラッキーライラックが、祖父のステイゴールドの産駒と同じように東京2400mになってパフォーマンスが落ちると決まったわけではない。

オークス(G1)ラッキーライラックは「地雷」血統!?「根拠なき」スタミナ種牡馬オルフェーヴルに流れる”ステイゴールド”の系譜とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  2. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  3. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  4. オークス「本命」は去年から決めてました! キャプテン渡辺「大穴はこれだ!!」神の馬券術による極選穴馬【徒然なる神のくず競馬トーク】
  5. JRA「3歳賞金王」はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノにあらず!? 日本不在の“裏”賞金王の存在と、新種牡馬サートゥルナーリアが1強にならない異変
  6. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!?  ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  7. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  8. 【オークス(G1)予想】ステレンボッシュから魂の6点勝負! 5年連続10番人気以下が激走レースで「極上穴馬」指名
  9. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
  10. オークス(G1)は左回りの連対率100%のあの娘から! 気になる“特製もんじゃ”と前走・桜花賞組?【UMAJOモモのオイシイ競馬】