【日本ダービー(G1)展望】ダノンプレミアム「絶対王者」堂々の戦列復帰! 皐月賞馬エポカドーロ、大器ブラストワンピースら「平成最後」の頂上決戦!
その優れた対応力を見せた勝ちっぷりだけでなく、2馬身差の2着に負かした相手は、後のNHKマイルC(G1)でクビ差の2着に好走するギベオン。皐月賞を回避した本馬だが、一気にダービー戦線の主役候補となった。
まだ底が見えていないだけに、ここで一気に世代の頂点に立つ可能性も十分。大舞台に強い池添謙一騎手の手綱さばきにも注目だ。
皐月賞で1番人気だったワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)も、舞台が中山から直線の長い東京に替わることでまだまだ見限れない存在だ。
昨秋の東京スポーツ杯2歳S(G3)を3馬身差で快勝した際は、「世代No.1」の呼び声も高かったワグネリアン。しかし、弥生賞でダノンプレミアムの前にキャリア初の敗戦を喫すると、前走の皐月賞では7着と大きく崩れた。
しかし、皐月賞が前に行った馬だけで決まる特殊な決着だっただけに、末脚自慢の本馬にとって辛い展開だった。そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところであり、末脚が最大限に発揮できる東京なら巻き返す可能性は十分だ。主戦の福永祐一騎手にとっても悲願のダービー制覇となるか。改めて注目したい。