【葵S(重賞)展望】初代王者の栄光はどの馬に?3歳世代のスピード自慢が大集結!
マーガレットS(OP)でのオジョーノキセキ(牝3、美浦・伊藤厩舎)の末脚には目を見張るものがあった。出遅れて後方からの競馬となるも、道中はロスの少ないインコースで脚を溜めると、アガリ最速の末脚で勝ち馬にクビ差まで迫っている。好位追走からの競馬を得意の戦法としているが、このレースでは意図したわけではないにしても差しの競馬もできることを示せたのは大きい。これまでも掲示板を外さない堅実な走りを見せているが、展開に合わせた自在性を身に付けることができれば更なる成績の安定が見込めるようになりそうだ。
このほかでは、桜花賞(G1)では大敗を喫しているが1200m戦では連対を外していないアンヴァル(牝3、栗東・藤岡厩舎)や、前残りの展開になればチャンスがありそうなラブカンプー(牝3、栗東・森田厩舎)などにも注目したい。
今年から新たに重賞として争われることになった葵S。これまでは3歳限定のスプリント重賞がなかっただけに今後はスプリント適性の高い馬にとっての春の大きな目標として浸透していくことになりそうだ。初代王者を目指し28頭ものスプリンター候補が登録してきた注目のレースは26日(土)に京都競馬場で15時35分に発走予定となっている。