JRA悲鳴!? 宝塚記念「まるでG2」アルアインも回避でいよいよ崖っぷちギリギリメンバーに
「昨年は出走頭数こそ11頭と少なかったものの、キタサンブラックが春古馬3冠をかけて出走するなど話題性があり、一定の盛り上がりを見せました。ですが曇天だったことも影響したのか、入場者数、売り上げがともには前年を下回る結果となりました。現在予定されている出走メンバーを見ると昨年に比べると明らかに”華”に欠けています。このままではまた売り上げなどが前年を下回ることもあり得るでしょうね」(競馬記者)
昨年は現役最強馬としても目されていたキタサンブラックが敗れるという波乱はあった。そのため、レース後も話題には事欠かかず注目度こそ高かったものの、興行としてはとても大成功とは言えなかったはずだ。
「宝塚記念は出走させるか否かの判断が難しいレースになっています。まず開催時期が梅雨真っ只なので、馬場が荒れる傾向にあり、過去10年で6回しか良馬場で行われていません。秋の大一番を目標にしている陣営は負担がかかる悪路を避ける傾向にありますからね。また初夏なので気温が高めなのも不安材料でしょう。
そのため近年は秋の前哨戦として涼しい札幌で行われる札幌記念が注目されているようです。現に今年もアルアイン、モズカッチャンの2頭が早々とそちらへ参戦予定であると表明しています。春の締めくくりの一戦に無理に出走させるくらいならば、秋を重んじると考えるのも必然かと」(競馬誌ライター)
ファンの投票で出走馬を決定する”グランプリ”が有名無実化しつつある宝塚記念。悩める春のグランプリを救う手段はあるのだろうか?