JRA中内田充正厩舎「選択ミス」? 高額良血ダノンファンタジー新馬敗戦の「後日談」

 中央競馬の2歳新馬戦がスタート!6/3(日)は東京で注目を集めた二頭が好走を見せての勝ち上がり。

 5Rの芝1600mは、サンデーレーシングが送り込むC.ルメール騎手騎乗のグランアレグリア(牝2 美浦・藤沢厩舎)。道中安定した走り。直線で少し反応が悪かったものの、ムチ一発でグンと伸びて、2着に2馬身差をつける楽勝。走破時計は1分33秒6で上々の発進。ちなみに、2着と3着が3馬身1/2差、3着と4着が9馬身差で、グランアレグリアが他馬との力差を見せつけた一戦だった。父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父タピット。

 6Rの芝1400mは、父ロードカナロア、母クィーンズバーンという良血馬アカネサス(牝2 栗東・浅見秀一厩舎)。M.デムーロ騎手騎乗で、馬込みでごちゃつく中、強さを発揮してアタマ差の勝利。走破時計1分23秒7とマズマズだが、鞍上の指示に反応はよかった。

 両陣営とも良いスタートであり、敗れた陣営も前向きな発言。アカネサスに敗れたサワサワ(牝2 美浦・栗田徹厩舎)も走りは悪くなく、鞍上の三浦皇成騎手も「長いところも持つと思う」と早くもクラシックディスタスを意識したコメントを出し、次走以降の走りに期待を寄せていた。

 ところが、グランアレグリアに敗れた2着ダノンファンタジー(牡2 栗東・中内田充厩舎)陣営だけは、2歳馬の走りの良さに満足しつつも、かなり悔しがっていた。

「最終追い切り前までは、ダノンファンタジーは6Rの芝1400mを使う予定でした。ところが、同じレースに出るアカネサスが最終追い切りの坂路で抜群の動きを見せていたので、陣営は急遽5Rにまわって芝1600に出走したというのです」(競馬記者)

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