JRA藤沢和雄調教師「不運」ゴーフォザサミット米国遠征断念……しかし「秋は逆に買い」?

 断念、無念!

 米ベルモントダービー招待S(米G1)に出走するため調整を進められてきたゴーフォザサミット(牡3 美浦・藤沢和雄厩舎)が「急遽遠征中止になった」と厩舎サイドから発表されたのだ。理由は「貨物機のトラブル」だという。

「貨物機の整備不良で、19日の夜に『欠航が決まった』と陣営に連絡が入ったそうです。日本ではこの1機しかなく、他で輸送するとなると韓国経由になるため、馬への負担を考慮し、諦めたようですね」(競馬誌ライター)

 米国G1に挑戦することになっていたゴーフォザサミットは、今年の日本のクラシック戦線で活躍。ダービートライアルの青葉賞(G2)を2分24秒4という好タイムで優勝。しかし、日本ダービー(G1)は7着と不完全燃焼に終わっていた。

 ところが陣営は、米国から思わぬ招待を受けることとなる。7/7に行われるベルモントダービー招待Sへの出走であった。芝2000mの競走で、賞金総額125万ドル。日本円にして約1億750万円。

 昨年はハーツクライ産駒で日本産馬のヨシダが出走して5着。2012年にも、ベルモントダービー招待Sの前身のジャマイカハンデキャップ(この時は芝1800m)というレースにハットトリック産駒で米国産馬のキングデヴィッドが出走し優勝している。

 今回招待を受けたことから、厩舎サイドとオーナーサイドが前向きに検討を重ねて、6/7に正式に招待を受諾。出走することを藤沢和調教師が発表した。調整していた茨城県のミホ分場からゴーフォザサミットを帰厩させて、6月下旬に検疫を行なう予定だった。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS